2017年8月10日木曜日

【アダンサミット1日目】島々からの報告編


8月5日・6日に開催された琉球弧アダンサミット。
1日目は「島々を結ぶアダン~地域づくりの現場から」というテーマで、恩納村、石垣島、池間島よりそれぞれの地域の取り組みを報告していただきました。

詳しくはこれから報告書にまとめていく予定ですが、このブログでは、写真とともにアダンサミット当日の様子をご紹介します。
1日目の第1部は「島々からの報告」。


ちなみにこちらは、会場後方の展示コーナー。2日目に報告してくださる盛口先生、渡久地先生がパネルを見ておられます。


だんだんと会場に人が集まってきました。


受付けも大忙しです。ちなみに、スタッフが頭や首に巻いているのは、このアダンサミットのために制作したオリジナルアダンてぬぐいです。物販コーナーでも販売しました。


幕開けは、池間島の糸満旦男さんによる「池間口説」。


開会のあいさつは、NPOいけま理事長の前泊博美さん。
「暮らしを見つめ直す一つの手がかりとして、アダン文化について、考え、共有する機会になればと思います。また、アダンのあるくらしが次世代につながる機会になればとも思います。」


最初の報告は、恩納村屋嘉田潟原より仲西美佐子さんです。
「沖縄は風の島ですから、海岸に風を防ぐ海岸林が、アダンを中心としてつくられてきました。アダンを中心とした、30~40メートルの厚みのある林です。」


「その海岸林のところどころに、トンネルを作って、海に向かうわけです。そうしてトンネルをくぐった先の海の彼方にニライカナイがあると考えられてきたのです。ニライカナイも、アダンがなかったら、想像ができなかったんじゃないでしょうか。」


山里節子さんの唄で「松金ユンタ」。与那原マサエさん、與那覇有羽さんが囃子です。
「まず、唄から始めようと。ではどの唄にしようと、昨日、資料をあさっていましたら、アダンの唄がでてきたんです。大浜の唄にアダンがでてくるのがわかって、飛び上がるような思いがいたしました。」


続けて山里さんからの報告です。
「『サンゴ礁は、海で島を守る命綱。アダンの群落は陸の方で島を守る命綱』白保のおじいちゃんからそう教えていただきました。島に、どれだけアダンが貢献してくれていたか気づく必要があります。」


続いて、与那国島から與那覇有羽さんの唄。


会場の方々もすばらしい唄声に聞きほれています。


続いて、池間島より儀間利津子とオカアターの発表です。
生き生き教室のオカアターは、この日はお揃いの衣装にアダンてぬぐいを巻いて、大勢のお客さんの前に出たので少々緊張気味。


薪とりの話や、当時の暮らしの様子などをにぎやかに語っていただきました。「池間は山もないし、小島ですし、となりの狩俣、島尻へ行って、フーシン(帆船)で薪採りに行きました。これでおイモも炊くし、いろいろ炊きました」


潮干狩りに行く、おイモを入れて担いでくる丈夫な袋を島ではアンディーといっていますが、、、「私はよく海にいくもんだから、おじいちゃんが作ってくれて15,6年、持って行きましたよ。」


続いて、池間島の子どもたちが童謡「アウマチャガマ」と「まりつきのアーグ」を唄ってくれました。池間島の90代のおばあたちから習い、シマ学校などで練習してきた唄です。


最後は、池間小中学校の児童生徒による総合的な学習の成果報告です。
「総合の時間を使ってアダンについて調べたことを発表します。アダンは昔の池間には無くてはならない、衣食住を支えたすごい植物です。」


「この研究で、本当にアダンの葉でイモがたけるということがわかりました。私たちは自然に生かされていることもわかりました。故郷への愛もめばえました。今度は私たちが島を支える番かもしれません。これからもがんばります。」


それぞれの地域の取り組み報告と、唄を織り交ぜた第1部。会場には、ほんとうにたくさんの方にお集まりいただきました。
この後、第2部「アダン料理ワークショップ」へと続きます。

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