2014年7月20日日曜日

波照間島から「すむづれの家」のみなさんがやってきました


波照間島から、日本最南端の小規模多機能型居宅介護事業所「すむづれの家」のみなさんが来島しました。
この日は、9:45に波照間島を出て、船で石垣島へ渡った後、石垣空港から飛行機で宮古島までやってきたそうです。バスに乗り換えて、17:00頃ようやく池間島に到着。


すむづれの家の利用者のみなさん(最高年齢91歳)とそのご家族、診療所医師、保健師さん、竹富町職員など総勢45名が来島しました。
要介護高齢者でも、元気に飛行機に乗って旅行ができるなんて、本当に驚きです。
長旅の疲れも見せずに、早速民泊先の民家さんと対面式を行いました。


みなさんお揃いのTシャツでいらっしゃっています。


対面式が終わると、そのまま池間公民館へ移動して、「波照間♡池間 大交流会」へ突入。
この日のために、三線と唄の贈り物を用意してきてくださいました。


「すむづれの家」には三線サークルがあるとのことで、みなさんでずっと練習を重ねてきたのだそうです。三線も唄もとても上手でした。


若いスタッフさんやお医者さん、ご家族も出し物に参加。
「安里やユンタ」を踊りつきで披露してくださいました。


大変盛り上がっております。


この間、スタッフの方がずっと波照間島とスカイプでつないで、旅行に参加できなかった方にもこの交流会の様子を伝えてくださっていたのでした。


すむづれの家のみなさんの出し物が終わると、今度は池間島からお礼の出し物です。
ふきゃぎ、んーぬい(芋を炊いてつぶしたもの)、黒糖てんぷらもおやつに登場しました。


池間島からは、池間小中学校の校歌遊戯と、ミャークヅツのクイチャーを披露。


波照間島にも小学校「校歌ダンス」があるよ、ということでお互いの校歌遊戯で交流し、


最後にはみんなで一緒に踊り、うたいながら交流を深めました。
70~90歳代の方々の交流会とは思えないほど、会場にエネルギーが満ち溢れていました。


波照間のみなさん、そして池間の高齢者のみなさんの笑顔が忘れられません。
大盛況の中交流会が終了し、


その後、8軒の民家へ移動して民泊していただきました。
こちらはおじいチーム。「元気の秘訣は酒!」という波照間のおじぃ達と、晩酌で大盛り上がり。


5名のおばぁを受け入れした山城美枝さん(76歳)は、なんとおばぁ達の中では一番若かったそうです(!)
同世代の方々を迎えて、料理のこと、畑仕事のこと、子どもの頃からの生い立ちのことなど話題は尽きず、「夜中まで楽しくゆんたく(おしゃべり)していたよ~」とおっしゃっていました。


こちらは、毎年製糖期には波照間島に渡って製糖工場で仕事をしている長嶺さんのお宅に、お知り合いの方が親戚家族をみんな引き連れてやってきくださいました。
楽しい夜は更けて・・・


あっという間にお別れの朝に。
今度は、池間島から旅行団を組んで、波照間島を訪れる約束もしました。
最後に、すむづれの家のみなさんが心をこめて作ってくださったススキのほうきを記念にプレゼントしていただきました。サンニン(月桃)の繊維からなった縄で編まれていて、とってもいい香りです。


1泊2日、時間にして18時間ほどでしたが、とても密度の濃い、充実した交流となりました。
このような機会を通じて、高齢者が元気に、シマが元気になっていくと良いなあと願っています。

最後になりましたが、今回の交流会を企画してくださり、遠路はるばるお越しくださった「すむづれの家」のみなさま、サポートしてくださったスタッフおよび町職員の方々、ご家族のみなさま、すばらしい機会をいただきありがとうございました。
また今度、波照間島でお会いしましょう!

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