2014年4月23日水曜日

ウツマミ成長記録その2


4月11日
鳥害により、3月28日に播きなおした種が順調に発芽していました。鳥避けのひもの効果が出たようです。


ここのところ晴天続きで雨がほとんど降っていないため、この日は急遽水まきもしてもらいました。


4月22日
補植から25日目、播いた種はほぼ発芽していました。
畑の周囲の草も、勢力が衰えることなく広がってきていたので、この日は畑の草刈りもしてきました。草刈りをした場所には、近いうちに池間産の黒アズキを植えようと計画中です。


ウツマミ、順調に育っております。
今後は、学童保育子どもたちとも一緒に島の作物づくりに取り組んでいきたいと思います。

2014年4月21日月曜日

池間島ガイドマップができあがりました


池間島の暮らしと自然と軸に、島で生きてきた人々が大切にしている風景を伝えるガイドマップが完成しました。

詳細はホームページからご覧ください。

このガイドマップは、島内に全戸配布した後、池間島離島振興総合センターおよび池間島の商店や宿などの事業所に設置予定です。池間島をおとずれる際はぜひご活用ください。

2014年4月20日日曜日

宮古新報に「いけまシマ学校」開校式の様子が掲載されました。


4月20日(日)の宮古新報に、いけまシマ学校の開校式とフキャギづくりの様子を掲載していただきました。

詳しくはこちらからpdf版をご覧ください。
宮古新報のホームページでも記事をお読みいただけます。

2014年4月19日土曜日

「いけまシマ学校」が開校。第1回シマ学校としてフキャギづくりに取り組みました。

島の高齢者の経験や生活の知恵を記録にとどめ、そこから次世代へ引き継ぐべき島の宝物を再発見していくとりくみとして、「いけまシマ学校」がスタートしました。「シマ学校」とは、高齢者のもつアマイウムクトゥ(生きる知恵や思想)を、島内の後輩のみならず、島外からの訪問者(観光客や修学旅行生)へ直接的に受けわたしするなかで、ひとりひとりが得意なことで輝ける機会を多くつくり出すことを目的として行われます。


校長は儀間利津子、副校長は与那嶺ヒデさんです。
毎回、島の高齢者がそれぞれの得意分野で講師を務めます。今回は、昔ながらのフキャギづくりを行うため、仲間トミさんと勝連昭子さんに講師を務めていただきました。


講師任命書の授与も行います。


開校式が終わると、さっそくフキャギづくりの講座に入ります。
池間島では、お祝いのときやジュウゴヤにはかならずそれぞれの家庭で「フキャギ」を作り、お供えしています。いまでは買ってきたもち粉でつくりますが、明治・大正時代には木臼でつき、昭和時代からは石うすでもち米やフギャンを挽いてから、手間暇かけて作っていました。ジュウゴヤの日には、それぞれの家庭で朝早くからうすを引く音が聞こえていたそうです。


今回は、明治・大正チームと、昭和チームに分かれてそれぞれの方法でフキャギづくりに挑戦しました。
こちらは明治・大正チーム。もち米とうるち米を3:1の割合で混ぜたものを一晩吸水させ、水をきったものを臼でついているところです。


臼でついた米をふるいにかけ、細かいもち粉を作っていきます。学童保育の子どもたちも参加し、オバアたちから昔ながらの方法を習います。


初めての作業に子どもたちも興味深々。


昭和に入ると、石臼が使われるようになりました。吸水させた米を水と一緒に入れ、臼をまわして挽いていきます。


昔は、ジュウゴヤの日は早朝の日が昇る前から挽き臼をまわして、フキャギをつくっていたと聞きます。これらはすべて女性の仕事でした。


子どもたちも作業を手伝います。重たい石臼を一生懸命回してくれました。


挽いた汁をキャラコの袋に入れて水を切ります。手でよく揉むと早いよ、とオバアからのアドバイス。


さらに、石臼を重石にして水を切ります。


水を切ると、片手で握れるほどの固さになりました。


こんなふうに片手で握って、細長いフキャギのかたちを作っていきます。


先日の学童保育でも一度練習していたので、もちを丸めるのも上手になりました。小学2年生のゆりなちゃん、オバアのやり方を真剣に学んでいます。


握って丸めたもちは、沸騰したお湯でゆでていきます。今回は、大鍋を薪で炊いています。


こちらは、黒アズキを炊いたゆで汁でゆでています。お湯でゆでて作るよりも少し前の世代の作り方とのこと。もちが赤く染まってめでたいのだそうです。


ゆであがったフキャギに、黒あずきをまぶしていきます。
平良や佐良浜で作られるフキャギには、豆が隙間なくびっしりとついていますが、まばらにつけるのが池間式。


こちらが、完成したフキャギ。おいしそうにできあがりました。


最後に、みんなで試食して明治・大正と昭和のフキャギを食べ比べてみました。
木臼でついて作った明治・大正チームのフキャギは、粉の粒が少し荒く残っている感じがありますが、石臼で挽いた昭和チームのフキャギは驚くほどなめらかな舌触りでした。また、挽き臼を2台使用しましたが、それぞれの臼(の挽き方)によっても、歯触りやなめらかさが違っていました。


また、今回はもち米とうるち米の割合を3:1にしましたが、やわらかくなりすぎた、という声もありました。「昔と違って、いまのサーミ米(うるち米)はもちもちとしているので、もち米とサーミ米を5:5にしてもいい」「自分たちで一からついてつくったのでとてもおいしい」といろいろな意見を出し合いました。


シマ学校に参加した子どもたちも、「楽しかった」「またオバアたちと一緒につくりたい」と感想を話してくれました。

いけまシマ学校では、このような高齢者の知恵や経験を次世代に伝えながら、高齢者の誇りや生きがいとり戻すこと、民泊の雨天時のメニューとしての活用、地域文化の継承、高齢者が一定の収入を
得ること、島の特産品開発などを目指して進めていきたいと考えています。

今後も月1回のペースで開校予定で、池間島の暮らしと文化にかかわるものをテーマに、みそづくり、麹たて、とうふづくり、民具づくり、アーグ(唄)やゆがたい(お話し)などの講座を計画しています。

2014年4月17日木曜日

学童の子どもたちと一緒に「フキャギ」づくりに挑戦しました


本日の学童保育は、幼稚園生3名、小学校1・2年生3名が遊びにきてくれました。
今日は、今週末の「シマ学校」でとりくむ予定の「フキャギづくり」の実験をするため、学童の子どもたちと一緒に石臼で挽いてつくる方法に初挑戦します。
この石臼は、先日のとうふづくりに続いて2台目を修理していただいたもの。臼としてちゃんと使えるかどうか、さっそくテストしてみました。

もち米とサーミ米(うるち米)を3:1の割合で混ぜあわせ、5時間ほど吸水させたものを水と一緒に石臼に入れ、臼をまわして挽いていきます。
幼稚園生の3名も興味深々。重い石臼を一生懸命回してくれました。


慣れてくると、自分たちでかわるがわる臼を回し始めました。勢いよく臼をまわすと、真っ白な汁が出てきます。
4合の米を、約30分ほどで挽き終わりました。

石臼でひいた汁を、今度はキャラコの袋に入れて絞ります。


石臼を重石にして、20分ほど水切りをしました。目安は、みみたぶの固さになるまで。


袋から出して、手でこねます。
オバアたちは、片手でこねながら、握るようにして細長い形のフキャギをつくるのだそうです。フキャギとは、ジュウゴヤ(旧暦8月15日)やお祝いのときに必ずといっていいほどつくられている伝統的なおやつで、細長い形をしたもちに炊いた黒いアズキがまぶしてあるというもの。今日は、どんな形でもいいよ~ということで、子どもたち、夢中になっております。


いろんな形のフキャギができてきました。


子どもたちが思い思いのかたちに丸めたフキャギを、学童担当のけんちゃん先生が沸騰したお湯でゆでてくれています。


ゆであがったもちに、黒糖の粉をまぶします。(さっそくつまみ食いしている子もいますね)

オバアたちから教えてもらったフキャギは、「黒アズキを炊いた煮汁でゆで、ゆであがったもちにアズキをまぶす」というもや、「お湯でゆでただけの白いもち」というものでした。白いフキャギは、砂糖をまぶして食べたり、天日に干してからぜんざいや味噌汁に入れて食べた、というお話しも聞きます。


出来上がったフキャギは、さっそくきゅーぬふから舎のオバアたちにも食べてもらいました。オバアたちの評判は上々。島の子どもたちが一から作ったフキャギにとても喜んでくれていました。


最後にみんなで記念撮影。
いけまの学童では、これからも島の暮らしや自然、島の高齢者たちとかかわりながら、池間島の宝物をたくさん発見できる子どもたちを地域ぐるみで育てていきたいと思います。

2014年4月11日金曜日

すまだてぃだより14号を掲載しました。


すまだてぃだより14号ができました。

○今月の特集記事
池間幼小中 入園・入学式
池間島で学童保育スタート
 池間のモズク漁が最盛期
ドクターゴン四島診療所開設
生きがいと地域活動調査へご協力ください
 保安林のパトロール始まります
 今月の予定

こちらからpdf版をご覧いただけます。

2014年4月9日水曜日

池間島出身の我那覇明さんが『合同エッセイ31集 サバニ』の中で池間島カレンダーを紹介してくださいました


池間島に1冊の本が届きました。
この本は、島出身の我那覇明さん(昭和17年生まれ)が、沖縄エッセイスト・クラブのみなさんと一緒に出版されたもので、31名の著者のみなさんがそれぞれに思い入れのあるテーマについて執筆をされています。この中で、我那覇さんは「海人(いんしゃ)の島のカレンダー」と題し、昨年制作した「池間の海のいきものカレンダー」を丁寧に紹介してくださっています。とてもうれしかったので、この場にて少しだけ紹介させていただきます。

「カレンダーの中に広がっている世界は、私たちが少年時代に浸っていた世界で、知っている魚が多く、昔の友人たちに再開したような懐かしさを覚える。中学校の夏休みには、水中メガネをかけて一日中海につかっていた。・・・」「・・・カレンダーの魚たちを見ていると、この魚は刺身がうまい、あの魚は煮付が良いなどとつい考えてしまう。島人たちは、遠い先祖の時代から、たくさんの海の生き物たちの「いのち」をいただいてきた。・・・」
というように、ご本人の経験や島の思い出も織り交ぜながら、カレンダーのことを大変ほめていただいております。
書店等でも販売されていますので、気になった方はぜひ本を手にとってみてください。

『2014 合同エッセイ 31集 サバニ』
発行日:2014年4月1日
編著:沖縄エッセイスト・クラブ
発行責任者:中山勲
発行所:新星出版株式会社